烈嶼鄉-静けさを尋ねる路線
静かな旧跡を訪ね、烈嶼を巡る
完璧に保存された車轍道(軍用道路)を統合して整備された全長18.5kmの自転車道で、海景色と軍事施設が旅のお伴です。九宮埠頭から出発し、反時計回りに将軍堡、鉄漢堡、勇士堡、猫公石浜海休憩区、湖井頭戦史館、陵水湖バードウォッチング区、東林海浜等を経由します。沿線は緑の木々が両側に続き、木々のトンネルの中を走っているような爽やかさを感じることができます。
自転車道インフォメーション
全長:18.5km
お勧め路線:
九宮埠頭 → 将軍堡 → 虎堡 → 鉄漢堡 → *勇士堡 → 猫公石 → 湖井頭戦史館 → 双口 → 西湖 → 李将軍廟 → 陵水湖 → 烈女廟 → 青岐 → 南山頭 → 東崗 → 羅厝漁厝
*記号は支線
ルート
近隣の観光スポット
将軍堡
「金管処」が管理を引き継いだ後に大幅な改修が行われ、小型の軍事博物館にリニューアルされました。観光客は内部に入り、狭い空間で日夜射擊に備えていた兵士たちの張り詰めた空気を感じることができます。当時、蒋経国元総統と将軍達が自ら前線に臨んでいた危険な状況を想像してみてください。
鉄漢堡(トーチカ)
1971年、烈嶼鄉黄厝に建設されました。トーチカ内は主に上、下二層に分かれ、地上には砲堡、中山室、弾薬庫等があります。地下にはたくさんの坑道があり、各海防拠点を結び、勇士堡へとつないでいます。観光客は鉄漢堡の地下坑道から勇士堡へ抜けることができ、前線を守る兵士の「地下」生活を疑似体験できます。
勇士堡(トーチカ)
「四八高地」とも別称され、当時は「水鬼摸哨(中国から泳いで渡ってくる部隊)」の発生地でした。トーチカ内は主に上、下二層に分かれ、上層には砲堡、中山室、寝室があります。地下部分には8つの機関銃堡、1つの戦車堡等の他、延々と350m続く地下交通壕があり、地面の下で主要な軍事施設と繋がっています。
猫公石浜海休憩区
海辺にある赤いハチの巣状岩石は「猫公石」と呼ばれ、鉄、ケイ素、アルミニウム、カルシウム等の鉱物が沈積付着して形成されています。小金門島の埔頭から黄厝までの海岸線に分布し、金門の独特な景観を形作っています。
湖井頭戦史館
館内のドアには「八二三戦役」の浮き彫りがあり、「大二胆」、「八二三砲戦」等の戦役と小金門防務を詳細に記録しています。本物の砲弾が展示されているほか、「鉄漢雄姿」ビデオの上映、軍政生活や兵士たちの物語を紹介する展示などがあります。
李将軍廟
明代中葉に建立されました。李府将軍はおよそ元、明代の遷移官で、軍民を率いて烈嶼に移住し開墾、牧畜を行ったと伝わります。後の人々は、当時李将軍が上陸した地点、或いは海賊がしばしば襲来した地点に廟を建立し、魔除けとし、定期的に祭祀を行うことで、その義行を偲んでいます。