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「烈嶼三堡」の一つである「勇士堡」は、面積が広く、保塁を出入りするには橋を渡り、三mの深さがある壕と緩やかで長い坂を越えなければなりません。さらに、偽装網を過ぎた後にようやく「勇士堡」と書かれた入口が見えてきます。何重もの防御が、当時戦いの最前線であった烈嶼の緊迫した雰囲気を今も伝えています。

「勇士堡」は上下2層に分かれています。上層は砲堡、中山室、寝室で、地下部分には8つのトーチカ、4つの弾薬庫、消防用水池の他に、戦車堡までもが設けられています。


堡内の地下交通坑道は連綿と数百mも続き、地下の主要軍事施設、現在は観光客に開放されている「鉄漢堡」にそれぞれつながっています。「鉄漢堡」へつながる通路には「地雷展示館」が設置されています。